もし、DNA検査キットを使う機会があり、
それを使用した結果、
親の人種とは関係ないDNAが検出されたら、
あなたはどうしますか?
そんなミステリーが、
実際に現実に起きていました。
このミステリーの主人公は、
アリス・コリンズ・プレビューク
という方です。
なぜ、検出されたDNAが違ったのか、
真相には何が待っていたのか、
海外で話題になったDNAミステリーを
まとめて記載しました。
アリス・コリンズ・プレビュークのwiki風プロフィールは?
出典:https://www.irishtimes.com/
名前:アリス・コリンズ・プレビューク
事件が起きた時期の年齢は
64歳とのことでした。
学生時代の頃は
科学に興味があったとのことで、
通っていた大学は生物学だったとのことです。
科学が大好きという話だったので、
研究者や科学者などの道に進んだのか?
と思いきや、最後に働いていた職種は
ITマネージャーでした。
しかもなんと、カリフォルニア大学の
ITマネージャーだったとのことです!
実はとてもエリートな方でした・・・
60歳の節目を超えてから、
このような出来事に出会ったので、
人生何が起こるか
全く想像できないですね!
DNA検査の結果がまさかの結果に!?
このミステリーの始まりは、
2012年の夏にありました。
当時のアリスさんは63歳という年齢で、
務めていたITマネージャーの仕事も引退し、
穏やかに日々を過ごしていたとのことです。
そんなアリスさんでしたが、
ふと好奇心で、
自分のDNAを調べたくなったとのことです。
アリスさんが行ったDNA検査は、
自分の唾液を検査キットに入れて、
それを会社が検査するという、
簡易DNA検査でした。
実際に使用したDNA検査キットの会社は
下記リンクからアクセスできます。
唾液だけで解析できるなんて、
本当にすごい世の中になりましたね!
米国ではDNA検査キットは、
日本円にして約1万円以下ほどの値段で
手に入れることができるとのことで、
その手軽さから、全国で800万人も
すでにDNA検査を受けているとのことでした。
こんなに手軽に検査ができるからこそ、
アリスさんも好奇心で、
DNA検査をしたのだと思います。
DNAを送ってから数週間後、
検査の結果が、アリスさんに送られてきました。
アリスさんの両親は、
どちらともアイルランド系の
アメリカ人でした。
なので、検査結果はアイルランドが
ほとんど占めているだろう。
と考えていたとのことです。
ですが、そのDNA検査の結果は、
アイルランドの血統が半分、
そして残りの半分は
中東や東ヨーロッパ、
ユダヤ人系の血統が混ざっていたとのことです!
この結果にアリスさんは驚愕し、
ancestry(DNAを解析した会社)が、
検査結果を間違えたに違いない!
と不審に思っていたとのことです。
あまりにも荒唐無稽な結果だったため、
なんとクレームまで入れたとのことですよ!
両親がアイルランド系ってわかっているのに、
半分違う血統が出てきたら、
誰だって間違いを疑いますよね・・・
この出来事を、アリスさんの
妹のジェリーさんに話した所、
本当に間違いなのか、
もう一度検査を受けよう!
と提案されました。
本当に間違いなのかは、
もう一度やればわかりますよね!
そして、本当に間違いなのかを検証するため、
DNA検査を再び受けたということでした。
DNA検査の結果は、
再び同じ結果が出てきたということでした。
自分の中に、アイルランド以外の血統が
半分もあるという真実を知ったアリスさんは、
ancestryに、自分が間違っていた・・・
と謝罪したとのことです。
気軽にやったDNA検査が、
まさかこのような結果になるなんて、
アリスさんも相当驚いたのだと思います。
血統が違うのは親のどっちだったのか?
検査キットで驚愕な事実がわかりましたが、
残念ながら、結果はわかっても、
その理由までは、検査キットではわかりません。
両親はすでに他界しているとのことで、
真実を聞くすべもありませんでした。
この結果から考えられることは、
両親のどちらかが、
アイルランド系ではないことを
指しています。
もしかしたら、
母親が浮気をしたのかも・・・
と考えたアリスさんは、
自分の妹たちにもDNA検査を
受けさせることにしました。
その結果は、アリスさんと同じ、
アイルランド系の血統が半分、
残りはユダヤ人系の血統でした。
浮気ではなかったことがわかり、
更にDNAのゲノムを解析した結果、
父親がユダヤ人だったということがわかりました。
まさか、父親が違う人種だったとは・・・
アイルランド系アメリカ人と
アリスさんは聞いていたので、
とても驚いたとのことです。
それだけではなく、
父親には妹がおり、その妹の子供の
ノーランという方に
DNA検査を受けてみてもらった所、
ユダヤ人の血統は全く検出されなかった
ということでした!
アリスさんの父親がとても怪しいですよね・・・
アリスの親、ジム・コリンズの出生話は?
アリスの父親の名前は、
ジム・コリンズという名前でした。
ジム・コリンズさんは、
1913年の9月23日に
生まれたとのことで、
孤児院で育ったとのことでした。
両親には3人の子供がいましたが、
世話をする余裕がなかったため、
ジム・コリンズさんを
孤児院に預けたとのことです。
1914年当時の、
子供の頃のジム・コリンズさんの写真が
こちらになります。
真ん中の抱えられている子供が
ジム・コリンズさんとのことです。
そんなジム・コリンズさんですが、
両親はなんと、アイルランドから
米国に来ていたということでした!
親もアイルランド系なのに、
なぜ子供はユダヤ系なのでしょうか?
とても複雑な話になってきましたね・・・
DNA上のいとこが繋がり、大家族に
その後のアリスさんが考えた調査方法は、
23andme(23アンドミー)という
DNA検査サイトを使い、
同じようにDNA検査をした人の中から、
アリスさんと同じような、
半分ユダヤ人の血統が混ざっている人の、
DNAのゲノムを見せてもらうというものでした。
見せてもらうことによって、
その人達の家系から、
自分たちの家系の秘密を、
解き明かそうとしたとのことです。
中には嫌がる人もいましたが、
この誘いを受ける人も大勢いました。
大勢のいとこから協力され、
アリスさんは大家族ができたという
実感が湧いたということでした。
ここまで行動できるなんて、
アリスさんの解明したい気持ちは
とても強かったのでしょうね!
様々な人の力を借りるも、調査は難航・・・
いとこのゲノム解析では、
家系図の把握までとても時間がかかり、
捜査が難航していました・・・
そんな日々が続いていた中、
捜査活動で知り合ったいとこの一人から、
ある意見をもらったとのことです。
「ユダヤ人でよく使われている名前の
コーエンという名前で、
同時期に生まれた赤ちゃんを
探してみないか?」
「赤ちゃんはアルファベット順に
ベットで並んでいるから、
コリンズという名前と
コーエンという名前を
看護師が間違えたかもしれない」
その意見に賛成したアリスさんは、
早速1913年の9月23日に生まれた
コーエンという名前の赤ちゃんを
ひたすら探したということでした。
そして、同時期に
シーモア・コーエン
という赤ちゃんが生まれていることがわかり、
その子孫の方からDNAの検査を行いましたが、
結果は血縁関係はなく、
関係ない人だということがわかりました。
他にも似たような名前はないかと、
出生リストを調べましたが、
1913年に生まれた赤ちゃんは、
アメリカのブロンクスだけでも
159ページもあったとのことです!
莫大な量のリストをあさりましたが、
該当するものは一人もおらず、
DNAでいとこを解析しようにも、
世界で約31万人も
いとこが居るとの事でした・・・
調査対象が莫大ですよね・・・
普通の人ならすでに諦めていそうですが、
アリスさんは
ITマネージャーとしての経験があり、
データ処理は苦ではなかったとのことです。
絶対に謎を解き明かしたいという熱心と、
過去の経験があったからこそ
続けることができたのですね!
ですが、この方法で秘密を探り始めて、
約2年半ほど経っても、
秘密は解き明かせないままでした・・・
何十万とあるデータを解析するのは、
やっぱり一筋縄では行かないですよね・・・
ついに真相へ
時は2015年の1月18日、
成果が未だ出せていないアリスさんは、
とても落ち込んでいたとのことです。
このまま結果が出ないのではないか?
と何度も悩んでいましたが、
ふと、DNA検査サイトの新着データを
確認してみたくなったとのことです。
普段は新着情報が来ることは殆どないので、
確認することはあまりなかったのですが、
この日に限って、
無性に確認したくなったとのことです。
その結果、
ジェシカ・ベンソンという方がおり、
アリスさんはすかさず
DNAデータを使用してもいいか?
と聞いたとのことです。
ジェシカさんは
この申し出にOKを出したので、
さっそくゲノムを解析した結果、
血縁関係がアリスさんの父親の
妹の子供であるノーランに
とても似ていることがわかり、
その結果を報告したとのことです。
その結果を見たジェシカさんは、
とても驚いたとのことです。
「自分はユダヤ系だと思っていたのに、
アイルランド系の血統が混じってる!」
と話したとのことです。
この内容って
アリスさんと真逆ですよね?
この言葉に違和感を感じたアリスさんは、
すぐさま調査を開始しました。
そして、驚愕な真相が判明しました!
実は、病院でアリスさんの
父親のジム・コリンズさんは、
どういうわけかジェシカさんの父親の
フィリップ・ベンソンさんと
入れ替わってしまったとのことです!
なぜ、こんな出来事が起きてしまったのか?
当時の病院の医療機関
で取られた写真によると、
新生児はカートにキャベツのように
積まれていたとのことです。
その赤ちゃんを識別する方法は、
母親の認識か、看護婦の記憶に頼る、
というものだったとのことです!
カートにキャベツのように詰めるって、
本当にひどい話ですよね・・・
しかも、記憶だよりっていうのが、
今ではとても考えられませんね・・・
アリスさんのDNAミステリーの真相は、
間違いによって引き起こされたものでした。
最後に
今回は、アリス・コリンズの
DNA検査ミステリーについて
調べて記載しました!
約100年にも及ぶ謎だったので
解けて本当に良かったですよね!
私がもし同じ目にあったら、
ほ~ん・・・
と思うだけで終わりになると思います(笑)
ちなみに日本では、
展開されていますよ!
本当に技術が進歩していますよね・・・
みなさんも、機会があったら
DNA検査を受けてみてはいかがでしょうか?
驚愕な事実が
明らかになるかもしれませんよ・・・
終わり