もし、記憶が七秒しか
持たなくなってしまったら、
皆さんはどうしますか?
私は、生きていける気がしません・・・
そんな信じられないような事が、
実際に起きてしまった人が
クライブウェアリングさんです。
7秒で忘れる病気とは何なのか、
現在はどうなっているのかなど、
気になったので調べてみました。
クライブウェアリングのプロフィール
出典:https://alchetron.com
名前:クライブ・ウェアリング(Clive Wearing)
生年月日:1938年5月11日
出身地:イギリス
職業: 音楽学者、指揮者、キーボード奏者
見た目を見ると、
優しそうなおじいさんですよね!
音楽が本当に大好きで、
自身の聖歌隊まで、
設立しています!
ですが、今はとある難病にかかっており、
記憶が7秒から30秒までしか、
続かないとのことです・・・
クライブウェアリングの病気は健忘症?
クライブウェアリングの
人生が変わってしまう出来事が、
1985年の3月27日に
起きてしまいました・・・
当時は、古楽の専門家として活躍し、
多くの人から認められていましたが、
ヘルペスウイルスに
かかってしまい、
単純ヘルペス脳炎となってしまいました・・・
ヘルペスウイルスといえば
性病が思いつきますが、
クライブウェアリングの場合は、
そのウイルスが脳に感染してしまいました。
脳に感染するのは本当に珍しいとのことで、
なかなか治療ができず、
治療できたときには、
すでに手遅れでした・・・
この病気により、
中枢神経がやられてしまい、
新しいことを記憶することが、
全くできなくなってしまい、
過去の記憶も、
ほぼ思い出せなくなってしまいました・・・
クライブウェアリングさんの
記憶の始まりは、
昏睡状態から目覚めたばかり
と思うことから始まるため、
退院したあとでは
なんで医者に見てもらっていないのか?
と、何回も同じ質問を
していたとのことです・・・
毎回昏睡状態から目覚め、
今はどこにいるのか
どういう状況なのかを
理解できたとしても、
それをまた繰り返すなんて、
もはや生き地獄で
耐えられないですよね・・・
クライブウェアリングの妻デボラの行動が感動・・・
そんなクライブウェアリングには、
妻のデボラさんがいました。
デボラさんは、健忘症になった
クライブウェアリングさんを
見捨てずに、
ずっと治療方法について、
探していたとのことです。
ですが、当時のイギリスには、
健忘症の人に対する支援や
リハビリテーションもなかったため、
手立てがなかったとのことでした・・・
周りの人に、夫を諦めて
新しい人生を生きたほうがいい!と
言われてしまうことも
あったとのことです・・・
それでもデボラさんは諦めずに、
海外へ渡ったり、テレビに出演したり、
自分から記憶障害者の人たち用の
支援団体までも設立したとのことでした。
なぜここまでクライブさんを
助けようとするのかというと、
実は、クライブさんが目覚めるたびに
愛している
と伝えているとのことで、
二人は魂でつながっていると、
デボラさんはコメントしていました。
健忘症で記憶がリセットされても、
妻のことは変わらず愛しているなんて、
これが本当の愛だと思います。
クライブウェアリング夫妻の現在は?
現在のクライブウェアリングさんは、
なんと、少しずつ喋れる言葉が
長くなっているとのことです!
そして、過去の記憶も消えかけているのに、
ピアノまで引くことができるとのことです!
日常生活でも、
所々にやることを書いた紙を
貼ることによって、
生活できているとのことです!
ですが、記憶がリセット
されてしまうのは治っておらず、
たまにヒステリーになり、
暴れてしまったり、
怒ってしまうこともあるとのことです・・・
たまには涙を流して、
落ち込んでいるデボラさんですが、
それでもクライブさんを愛しているので、
絶対に離れ離れにしないとのことです。
そんな彼女も現在はクレイブさんとは
離婚しているとのことで、
ちょくちょく会いに行く、
という関係になっていました・・・
完全にクライブさんを治す
治療法が確立して、
ふたりとも完全に
幸せになってほしいですね・・・
最後に
今回は、7秒しか記憶がもたない
クライブウェアリングさんについて
調べてまとめました!
もはやまともな生活は
送れないと思っていましたが、
妻のデボラさんの努力のおかげで、
なんとか生活できていました。
ちなみに、
デボラさんが執筆した
この出来事をまとめた本が
出版されています。
いつかはクレイブさんの病気の
治療法が見つかり、
同じような目にあう人が
いなくなればいいですね。
終わり